« 2015年06月 | メイン | 2015年08月 »

2015年07月 アーカイブ

2015年07月03日

上方若手噺家グランプリ

鯉昇文治二人会からはや1週間。未だ興奮さめやらずってとこですが。

この落語をこんなに近くで拝見できるのも幸せですね。

掛取りが興味深かったですね。

学生時代、半ば創作落語みたいに演じていた先輩を思い出しました。

その時は、ダジャレ好きな借金取りをダジャレを繰り返し追い返すみたいでしたが。

文治師匠は古典らしさを残しながら新しく聴けたので、新鮮でしたね。

今度、やってみたい噺になりそうです。

プロの方のいい落語を聴くと、本当に気持ちがよくなるのが不思議です。

あー、来てよかったなと思います。また来年ですね。


さて、上方落語では「若手噺家グランプリ」なるものが先月開催されました。

これは、入門6年目以上15年未満の方が対象のようで、

31人がエントリーし、まず4組に分けて予選があったようです。

そして、各組2人づつと敗者復活の1人計9人で決勝を行い、

米朝一門の吉の丞さんが「がまの油」で優勝されたようです。

この方、名前の通り故吉朝師匠の最後のお弟子で、

内弟子時代に師匠が亡くられて、米朝師匠宅で内弟子修行を

されたとあります。

何年か前にたしか飯塚の吉弥さんの独演会で見たのですが、

好感を持てる舞台だったと思います。

顔は強面ですが、きっちりした落語でしたね。


こんな大会があると噺家さんのモチベーションも上がっていいですね。

ただ、落語は、漫才のようにM1で優勝したコンビが急に売れっ子になる

という気がしないので、地道にやっていくのが王道なのかな

この前の二人会を見ながらそんな気がしました。

2015年07月04日

持参金 ~夏

久しぶりに「てつかる寄席」に出演です。

これまた久しぶりに「持参金」。実に3年ぶりですかね。

番組

親の顔が見たい 寿かん

持参金 楽 狐

家見舞 勘 楽


ここに出させてもらうといつも感じるのが、席亭の心意気ですな。

こういう舞台を用意していただける方がいらっしゃるのが

ありがたいですね。

我々もそれに応える落語を出さないとね。


さて、「持参金」ですが、

「20円」というのがキーワードです。それを違和感ないように

マクラで十分刷り込みをする必要があります。

米朝師匠の昭和40年代の音でも、マクラでふっておられます。

それくらい、お金の価値はその時代で変わるんですね。

この噺の設定は、明治時代なのか大正なのか、はたまた昭和はじめなのか

そこまで詳しくないですが、

なんとなく、明治時代と考えるとすっくりいくような気がします。

元の話は十辺舎一九の「膝栗家」との事ですが、

昔は20円でなく5円やったらしいです。

おそらく、この主人公がばくちかなんかで作った借金を

番頭さんが肩代わりしてくれたのでしょう。

持参金が20円ですから、おおよそ給料の3、4か月分。

明治の後半かな?

しかし、米朝師匠のマクラで昭和の初期、軍需景気で貨幣価値が下がっていく

様子が描かれています。

やはり、戦争になるとインフレになって、見た目裕福になっていくのでしょうか。

そんな目でこの噺を考えると、最近のニュースがダブってくるんですよね。

専門家でもないので、確証はありませんが、

国はお金がないと戦争に走るのではないでしょうか。

財政がひっ迫する、税金を上げるにも限界がある。

殊に、今の日本は高齢化してますからね。出費も多い。

戦争になれば、入金が増えるのではないのでしょうか。

そして、インフレが進み貨幣価値が下がる。借金の負担も軽くなる。

そうなると困るのが社会的弱者。年金生活者をはじめとして、

でもこのままでは国が潰れるかも。

「安保法案」「新幹線自殺」「ギリシャ問題」

なんかつながっているかも。

あー、金は天下のまわりもの。

2015年07月07日

あくびの稽古

ラジオなみはや亭は林家花丸さんの、あくびの稽古でした。

花丸さんは、5年くらい前に天神のホテルで

講演と落語を聴いたことがありました。(その時は時うどん)

非常に聴きやすいじゃべりで、上方なんですが

あまりコテコテ感がなく、福岡の方でも聴きやすいのではないかと思いました。

さて、「あくびの稽古」

学生時代に覚えましたが、あまりウケた記憶がないというか

1回やってコケたと思います。

南光師匠(当時はべかこ)の音で覚えたんですが、

前半がよくわからないままでした。

踊り、浄瑠璃。できれば本当に稽古するとこの噺もよく伝わるのかな

そんな気がします。

後半は本当にばかばかしく、落語らしい噺のひとつですね。

落語を演じる上で、色んな芸事を覚えておくと

何気ない仕草やセリフまわしも心地よさや自然さが出て、

お客さんによりよく伝わってくる。

うちの会でいうと鴈治郎さんなんかそうですよね。

説得力がありますね。

私も仕事が一段落すれば、50の手習いといきますか。


しかし、この「あくびの稽古」はよかったですね。

南光師匠にはないくすぐりなんかもあったし。

稽古に付き合って待っている友達が

「これやったら、くっしゃみの稽古に行けばよかった」

というセリフは斬新やったな。

2015年07月19日

そろそろ梅雨明けですな

7月最後の稽古会も終わり、来週はいよいよ納涼です。

納涼寄席は、なんとなく夏祭りぽい雰囲気でいいですね。

夜、「東京かわら版」という雑誌を読みながら

寄席情報を見てみますと東京はさすがに多い。

勿論、定席もあるのでしょうが、それ以外でも独演会や

勉強会などあって、もし東京にいたら相当行っているだろうなと思います。

大阪でもそうでしょうが、噺家さんも多くなりましたからね。


学生時代は、噺家さんも今のように多くなくて

情報も少なかったので、落語会を探すのに一苦労でした。

当時は「Lマガ」や「ぴあ」を読んで探していましたが、

今のように携帯もない時代。

場所を探すのも大変で、事前に地図で場所を調べて

車もないので電車を乗り継ぎして行った思い出があります。

ただ、やはりラジオやテレビとは違うもんで

生の声を聴く落語会は得るものが多かったですね。

ホールでの落語会もいいのですが、

生の声が届くくらいのキャパでの落語会は本当によかったな。

前に座っているのはほとんど落研で、今と違って

録音も堂々としてましたね。

ただ、カセットテープが途中で切れたりしたら泣きそうになりながら、交換したり。

いい噺の時に限ってそうなるのですが。

寄席の帰りに録音したテープを再生すると自分の笑い声しか

聞こえない事もよくありました。

そんな事を考えていたら、熟睡。

あー、またネタがくれなかった。

2015年07月20日

ざこば師「笠碁」

暑いですな。

ちょっと外に出ただけでものすごい暑さ。

2、3日涼しかったので余計に暑く感じます。

日曜日、なみはや亭は笑福亭生寿さんの「代脈」。

松喬師匠のお弟子さん生喬さんのお弟子さん。

初めて聴きましたが、しっかりとした喋りで、

聴きやすいですね。最近の若い噺家さんはこのような

器用な噺をされる方が増えました。


その後、かい枝さんのインタビューを聴くと独演会の話。

9月に「堪忍袋」「三十石」「稽古屋」の三席だそうで、

入門20年の意気込みが感じられます。


この「堪忍袋」。

アマでは結構女性の方がされたりして、

最近ポピュラーな噺のようで、

当初、江戸の噺やったのを鶴瓶師匠が上方に焼き直したのが

きっかけやったようですね。

学生時代にはありませんでした。

「堪忍袋」つながりで検索すると桂文三さんにヒット。

聴くと上手いね。

今度、要チェックかも。


さて、今日はEテレでざこば師匠の「笠碁」

これも江戸の噺なんかな。

ただ、ざこば師匠のニンにあって「あー、いい年齢になって

いい噺家さんになりはったな。」

失礼ながらそんな印象です。

人を大事にするこの師匠の人柄が非常にあってて、

旦那が辰っあんを見かけて呼び寄せる姿なんか

いい味でているよな。


でもマクラは米朝師匠の思い出でしたが、

なんか寂しそうに話されているのが印象的でしたな。

2015年07月26日

夏の寄席はいいですな

納涼も無事終わり、ビアガーデンも終わり

けだるい疲れを感じながら書いております。

夏の医者、冷蔵庫哀歌、青菜、悋気の火の玉、踊り

夏らしいお題を並べることができました。

また、三枚起請も来ていただいた多くのお客さんに喜んでいただきましたしね。

よかった、よかった。

印象としては勘朝、勘楽、勘也、3人揃うと締まりますな。

野球で言うと、センターライン。別に野球でなくてもいいですが。

非常に聴きやすいのです。

反省会でも出ていてましたが、「声」ですね。

野球でいうと球筋ですかね。

軽く投げているのに伸びてくる、あの感じです。いや別に野球で

なくてもいいですが。

そして「姿勢」。野球で言うと、もーえーですか。

とにかく、噺の中に素直に入っていくことができる。

すず柑の踊りもそうですが、姿がきちっとしていると

美しさを感じるし、集中できる。

とにかく、背伸びせずに基本をきっちりやっていくことが

結果的には大きな成果を得る事ができそうですね。

また、公民館でのチラシを見て来たり、呼び込みで来たりと

地道な声かけで来られた方も増えてきましたし、

年に一回の夏祭り。来年もがんばりましょう。


あと、今日の「なみはや亭」に鶴笑さんがゲスト出演されて

29日のファミリー落語会の宣伝をされていました。

師匠も地道な活動が評価されてよかったですね。

12月のアルカリが楽しみですね。


About 2015年07月

2015年07月にブログ「らっこの独り言」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2015年06月です。

次のアーカイブは2015年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32