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2015年12月 アーカイブ

2015年12月19日

私の席

産前産後休暇から、育児休暇になって八ヶ月経過。

八ヶ月もの間、仕事をしない生活。

ま、たまに事務所に顔を出してるけど。

みんな仕事中だし子連れだから、長居はそんなにできない。

もう私の知ってる情報なんて、古いものになってきたんだな…と思う。
仕事はどんどん新しい出来事に対応しなければならない。
私の後任の女性も、まだサクサクとまではいかないけれど、随分仕事が速くなってきたようだ。


先日、テレビで神田神保町の古書店街のことをやってた。
三日間、どんな人たちが訪れて、どんな本との出合いがあるのか。

私も学生時代、古本屋さんをよく巡った。
今の時代の本や雑誌では情報が足りなかったから、私が知りたい時代の本や雑誌を探し回った。
古本屋さんの魅力は、マニア心をくすぐるもの。
欲しかった現在絶版になってしまっている本を見つけた時の喜び。
自分だけはその古い本に価値を見出せるのだ。
神田神保町にも行ったことがある。
その時はなにも買わなかったが。


社会人になり、普通の書店で働くようになると、途端に古本屋さんに行かなくなった。
欲しい本を難なく探せるようになったからだ。
それに古本屋さんで欲しい本を買い尽くした…のかもしれない。
昔発行された雑誌も、運が良ければ新品で買う事ができる。
出版社さんと直談判できる強みというか、職権乱用なのか。
自分が欲しい本に対しての執念は凄まじいものだ。
そう、私という注文者の熱意だ。


古本にも良さはある。
低価格であること、ヨゴレなどがあっても新品と内容は変わらないこと。
マニアは、元の買主が書き込んだ言葉などがあると、更に想像力が掻き立てられるらしい。
資料的価値がある本であれば落語の『火焔太鼓』の言葉を借りて言うなら、

時代がついてる

というのかな。
ただ汚いのではなく、味わいがあるというのか。
資料的価値や、希少価値が高くなれば、古本でも恐ろしく高くなることもある。


私の先輩が、某俳優さんが好きだったころ、人気出始めのその俳優さんが裸体を披露した雑誌を買った。
その後その俳優さんはかなりブレイクし、その雑誌はお宝となり、通常価格の10倍以上の値でネットオークションで取引されていた。
しかし先輩のその俳優さんへの情熱は二、三年で終わってしまった。
あの時、ネットで売ればよかったんじゃ……
今は俳優さんの人気も下降気味。価格も大したことないだろうし、先輩ももしかすると、廃棄してしまったのではなかろうか…。
まぁ、今となっては、の話だが。

私は古本を否定はしないが、新しい状態の本が販売されているなら、新しいものが欲しい。

古本特有の臭いがね…。
カビ臭さとか、古本屋さんの店主がタバコすぱすぱ吸う人で、その臭いがしみ込んでたこともあった。
店内でタバコ…と思ったもんだ。


私は本屋さんの匂いが好きだ。
紙の匂い、インクの匂い。
10年以上嗅いできたから、落ち着く匂い。


たまに職場に行くと、私はまたどれだけ職場に未練があるかと思ってしまう。

私は職場ではもう、新刊本でも売れ筋でもベストセラーでもロングセラーでもなくなった。

2015年12月22日

今年が終わる

もう年末だ。
私の好きな大晦日が近づく。
スーパーに行くと、クリスマス用の食材や、お正月用の食材が並ぶようになった。
ジワジワと、私のテンションも上がってくる。


今年を振り返ると…


人生の大きな節目の年だった。

妊娠して働き続けたこと。
産休をもらって、無事に出産できたこと。
育休を十分満喫させてもらっていること。
長唄協会の舞台に名取として上がれたこと。

やはり、出産が大きな出来事だ。


予定日よりも9日早かったし、まだ産まれないだろうと思っていた日だった。

産まれる3日前から、なぜか夜眠れず、昼寝も眠れず、睡眠不足が続いていた時だったな…ようやく明け方ウトウトしてたら、骨盤にボーリングの玉がカッとハマったような痛みがきて、すぐに目が覚めた。
なんだこの痛みは…!!!!
ウグググ…と痛みを堪えて、時間を計る。
まだ我慢できなくはない痛みだ。
破水したわけでもない。
産院に電話をかけて、母に送ってもらい病院に着いた朝7時前。
ここからが闘いだった。
まだ弱い陣痛で、この状態なら一旦自宅待機かもね、と看護師さんに言われたが、
私からすると、
こんなにキツイのに自宅待機は無理やろ!
と思った。
まぁ、弱いにしろ陣痛はどんどん波が大きくなってくる。
個室で相方に腰をさすってもらったり、クッションを尻の下にして座ったり。
あの痛み、苦しさってどう言えばいいのだろうか。
出産の苦しみではなく、陣痛。
私は息子を夕方出産したので、約11時間かかったことになる。
11時間、痛みとずっと闘い続けた。
分娩台に上がってからは1時間45分くらいで産まれたんだが、分娩の時の苦しみは、出産というイベントにふさわしいものだ。
世界中の子どもを産んだ女性たちがこの痛みを味わったと思うと、、人間の繁栄とは母親達の強さで成り立っていると感じずにはいられない。

赤ちゃんは小さいと感じるが、
産んだらわかる、こんな大きな赤ちゃんをよく産めたと。
よく、産んだ直後は我が子でも可愛らしさがわからなかったりするみたいだが、
私はかわいいと思った。
産まれたばかりで、目もなかなか開けない息子が私を見てる。
こんなにかわいいものかと思えた。


そんな息子も今は下の前歯二本生えてきた。
離乳食も1日2回。
ふくふくと育っている。
立派にムチムチの手足で、毎日引っかかれたり抱っこして蹴られたりしている。
機嫌が悪い時は、エンメー、メンメー、アンマー!と言い、
機嫌がいい時は、オックン、ウックン、オッコン、と言う。
その笑顔にメロメロだ。


子育てに休みはない。
これから何十年、息子と過ごせるだろうか。

息子と迎える毎日が、笑顔でいられるのは幸せな証拠だ。

独身の頃味わっていた幸せとは違う、

この子が一緒にいてくれたらそれだけで幸せ

という気持ち。

ものが欲しいという欲求が減っていく。
子どもの笑顔だけで、満たされるんだ。
だから特に何も欲しくない。
…いや、それは少し言い過ぎか。


一昨年にはいなかった、昨年はお腹の中にいた息子が、私の人生に現れてくれた今年。

ついに私が
母親になれた
記念の年。

2015年12月26日

火気厳禁 火の用心

二十歳を過ぎて、
こんなにお酒を飲まなかった年はない!
妊娠中から授乳期間、アルコールは飲めない。

本気で思う。
男も母乳が出ればいいのに。
父乳か?
呼び名なんてどうでもいい。
とにかく父親はいいよな!酒が飲めてさ!
お気楽に酔いつぶれることができてさ!
仕事のストレスだぁ?
ざけんな!
こっちゃ慣れない育児と仕事がしたくてもできない、外出したくてもできない環境に閉じ込められたストレスで悶々としてるんだよ!!
飲んで憂さ晴らしなんてできないしさ!!!
男はいいよな!飲もうが体に関係なくてさぁ!!
飲んで寒いとこで1人で寝て、風邪ひかれたんじゃたまんないんだよ!
こちとら乳飲子抱えてるってわかってるのか!
夜中ゴホゴホやられて、息子が起きて、あやすのは誰かって話、私になるじゃないか!!!
こっちだって眠れなくなるんだっつーの!!
それでもし風邪をこっちに移された日にゃ……

今の状態を表すなら、気化したガソリン状態。
とても危険、爆発寸前。
いや、もう爆発させたほうがいいのかもしれない。
拳を握りしめる。グググ……
家にある何か武器になるようなものを考える…ウグググ……
このイライラを、人間サンドバッグにぶつけたい…暴力はいけません。
当然、人間サンドバッグは息子ではありません。
私は息子は溺愛しております。


ま、しかし、
そんなドドメ色の日々を救ってくれる飲み物。

ノンアルコールビール様々!

どれだけ助けられたことか。
酔えるわけでもないけど、ビールを飲んでいる感覚は味わえる。
ビール各社の企業努力で、この数年でノンアルコールビールのクオリティも上がり、消費者はとても美味しく飲めている。
ありがたいことだ。


今はキッチンドリンカーになっても、飲むのはノンアルコールビール。

それでも、酔って暴れる人並みに暴れられそうだ。

それだけストレスが溜まるのだ。


12月、忘年会シーズン。

2015年12月30日

未年よさらば

今年の総括というより、来年どうするか。

前々回の書き込みが今年の総括のようで、育児のことばかり。


年越しに向けての大掃除もまだ手つかず。

来年こそは、もう少し片付けがサッサとできるようになりたい。

来年は長唄の舞台がないから、気持ちとしてはとても楽。
それでもお稽古は中断させずに頑張りたいな…この頃のお稽古は修羅場。
息子を相方に預けて行く日もあれば、平日のお稽古は息子を連れて行かなければならない。
この頃若干の人見知り、後追いが始まりつつあるので、師匠宅で息子を下すとすぐに大泣き。
無視してお稽古してても泣きやまない。
そのあと抱っこしてもしゃくりあげて、すぐに泣きやむことができない程。
なので抱っこひもで抱っこしたまま、ある時はおんぶしたまま、三味線のお稽古をしている。
正座してる足だけでなく、肩も腰も背中も、かなり疲れる。
抱っこしてるから泣かないのかというわけでもない…比較的おとなしくしてくれてる、というくらいなもの。
師匠曰く、
『抱っこしたままとか、おんぶしたままお稽古するなんて、今まで見たことない』
と。
すみません………
師匠は息子を連れて来ること自体賛成してくれてるから、どうにか休まずにお稽古できている。
ありがたいものだよ本当に。
でもお稽古になってないような気もする…


来年はあれしたい、これしたい、と思っても、

息子がいることで、実現実行は難しかったりする。

でもそれはわかっていること。

努力はしたい。
やりたいことを諦めたくはない。
息子と一緒に楽しめるなら。
息子に寂しい想いをさせたり、無理をさせてまではやりたくない。


どんな1年になるだろうか。

会社、仕事はどうするのか。
子育ても家事もちゃんとこなせるのか。


なんだか想像もつかない。


来年は申年、


どんなことでも嬉々(キキ)として楽しんで取り組めば、悪いこと、災いも去る(サル)のではないでしょうか。


大瀧詠一さんの命日に。

皆様、よいお年をお迎え下さい。

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