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産後のエピソード

息子はよく寝てくれるので助かる。

そりゃ寝ない時もあった。

ミルクもあげたし、オムツも替えてきれい、抱っこもしてあげてる、ウトウトしてるくせになんで置いたら泣くの?!!

こんなの何度あったことか。

こうなったら徹底して付き合ったるわい!
寝らんならこっちも寝らん!
我慢くらべじゃい!
あたしゃ大人やけんのぉ!

と覚悟を決めた途端に、息子はスーッと寝てくれたり。


産後1ヶ月、息子にとっては生後1ヶ月、まだ新生児と言われていた時期だ。

あの頃は体力も気力もヘトヘトのフラフラ、あの頃をあまり覚えてない。
ただ、深夜の授乳の時間が孤独過ぎるので、友人MとLINEのやり取りをガンガンやってた。
それが心の支えだった。
二人とも同じ月に、同じ息子を産んでるので、成長の状況も同じ。
これがどれだけありがたいことか。
どちらかだけ子どもが産まれていても、ギクシャクしていたかもしれない。
仕事をしている相手を羨むかもしれない。
そうやって女性は、友人と疎遠になっていく。


さて私の息子。

すくすくと元気に育っております。

何事もないって本当に幸せなことだと思い知ったエピソードがある。


息子は産まれた2日後に
黄疸が出た。


黄疸はほとんど心配いらない。
よくある事。
ちょっと治療するから、今日1日は会えない。

と、看護師長さんから丁寧な説明を受けた。


へー、あ、ハイわかりました。

黄疸ね。
少し顔色が黄色かったかなぁ。


平然としていた私。
よくわからないし、先生方にお任せするしかないな。
でも不安……。


そしてその2時間後、

息子が黄疸の治療で、専用の保育器にビッチリ入れられているのをガラス越しに見た。


小さい体が小さい保育器に入れられていた。


それを見た瞬間にブァーーーッと涙が出て止まらない。


私の赤ちゃんが!!!!!


他の赤ちゃんは普通に寝かされてるのに、私の赤ちゃんだけ抱っこもできない!

食事も喉を通らず、個室でオンオン泣いた。

なんてかわいそう。
なんで健康に産んであげられなかったの。
あんな小さい体で。


私がかわってあげたい!!!!


母が面会に来てくれて、黄疸は私の甥っ子も出た、親戚のおばちゃんからも心配いらないって言われた、と私をなぐさめてくれた。

母は私の部屋に来る前に、ガラス越しに息子を見た。
あの様子を見たから少しショックを受けたんやね、と私に言った。


その後に、ナースステーションに提出物があって行った。その横に息子が見える。
見えるけど見ないようにした。
見たら泣いてしまう。


泣き腫らした目の私を見て、
助産師さんが

黄疸は心配ない、基準値を少し超えてただけだから、明日にはきっと大丈夫、
と言ってくれた。

聞いているだけでボロボロ涙が出て、助産師さんが背中をさすってくれてティッシュをくれた。


そしてちゃんとガラス越しに息子を見た。


頑張れ!!!


息子は次の日はどうにか数値も下がり、私の部屋にやって来てくれた。

どんなに嬉しかったか。


たかが黄疸くらいで、

と思うかもしれないが、

何もかもよくわからない状態なので、不安で不安でたまらなくなるのだ。


今思えば、

そんな心配いらんよ、

と思うけどね。

私の隣で手を広げて、足をMの字にしてスースー眠る息子。

事件や事故に巻き込まれませんように。
いじめの加害者にも被害者にもなりませんように。
幸せな人生を歩んでいけますように。

何事もなく、彼が幸せな時間を過ごせますように。


私も気を付けよう。

きっと私の父も母も同じように思っていてくれたハズ。

皆そう思われて産まれてきた。


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2015年08月19日 22:37に投稿されたエントリーのページです。

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