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庭の梅の花が満開だ。

家にこもりがちな冬もそろそろ終わり、まだ寒いけど春が近づいている。

ほら、キレイに咲いてるでしょう?

と梅の花が言うようだ。
こんなに愛らしい花を毎年咲かせてくれる我が家の梅の木。

樹齢三十年以上。


我が家の庭は父と母が造った。

ブロックの塀も、セメントブロックを父が積んだらしい。

柿の木を植えた記憶もある。

庭の岩に母と座ってニヤニヤしてる三才くらいの私の写真もある。

我が家を囲うブロック塀の内側に植えられたラカンマキの果実を食べたら、結構美味しかった。


白い相棒が我が家へやって来た頃、リュウノヒゲを植えた。

白い相棒は庭のパトロールをするかのように、人間が歩けない所まで隅々歩いてくれた。


両親は家庭菜園も少しやっていた。

夏にはトマト、ナス、ピーマン、キュウリを作ったが、恐ろしいイモムシが付いたりした。


父はその人差し指大のイモムシを杖で地面に落とし、踏み潰すとイモムシは空気鉄砲のようにミドリの内臓が出てきて、更に気持ちが悪かった。


バードフィーダーを設置して、メジロなどかわいい野鳥を呼ぶようにした。

白い相棒が土の上で日向ぼっこする庭。

父がザリッザリッと、足を引きずり歩く音が聞こえる庭。
趣味の盆栽に水をあげる音。


母が剪定鋏で咲いてる花を切る庭。

去年の秋は、毎年ならない柿が豊作だった。

不思議だった。

私の家の庭は、我が家の歴史。


この梅の花の美しさに気付いたのは、父がいなくなってからだ。

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2013年02月19日 19:36に投稿されたエントリーのページです。

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